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独露の天然ガス新パイプライン「ノルド・ストリーム2」完成を米国が容認した深謀遠慮=阿部直哉

    ノルド・ストリーム2の起点となるロシア・レニングラート州ウスチ・リガのコンプレッサー設備 Bloomberg
    ノルド・ストリーム2の起点となるロシア・レニングラート州ウスチ・リガのコンプレッサー設備 Bloomberg

    独露の新パイプラインが完成 容認に転じた米国の深謀遠慮=阿部直哉 

     ロシアの国営エネルギー大手ガスプロムは9月6日、ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」(NS2)で最後の溶接作業を終了し、ドイツの海底に敷設されたことを明らかにした。今後、年末までの稼働に向けて試運転などの作業が実施される。NS2を巡ってはこれまで、米国をはじめポーランドやウクライナなどが反対してきたが、完成に至ったのには周到な米国の方針転換がある。

     NS2計画はロシア・レニングラード州ウスチ・リガからバルト海を経由し、ドイツ北部グライフスバルトまでを結ぶ、全長約1200キロに及ぶ天然ガスの海底パイプライン・プロジェクトである。ガスプロム子会社のノルド・ストリーム(NS)が建設や運営を担い、2011年11月に稼働した「ノルド・ストリーム1」(NS1)とほぼ並行する形で敷設が進められてきた。

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