資源・エネルギー深層真相

志賀原発でも起きた電源喪失 周辺機器の耐震対策に課題

 北陸電力志賀原発のある石川県志賀町は、能登半島地震で震度7を記録し、5本の外部電源(外部とつながる高圧電線)のうち2本が、変圧器の損傷などで使えなくなった。北陸電力は「あと3本残っており、安全上問題となる被害は確認されていない」としているが、今回の事態は重く受け止めるべきだろう。

 志賀原発は1、2号機とも、2011年の東日本大震災以降、運転停止状態だが、使用済み核燃料の冷却は引き続き行われている。東京電力福島第1原発の事故で…

残り323文字(全文538文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事