SBIが台湾PSMCと組み半導体製造の第3勢力に
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SBIホールディングス(北尾吉孝会長兼社長=写真)が、台湾の半導体受託製造(ファウンドリー)大手の力晶積成電子製造(PSMC)と共同で、宮城県大衡村に半導体新工場を建設すると2023年10月末に発表した。27年の第1期工場稼働を目指す。台湾積体電路製造(TSMC)主導で熊本県に新工場を立ち上げるJASM、次世代半導体の国産化を目指すラピダスに続く、半導体製造の第3の新興勢力だ。
宮城県を選んだ理由は、水や電気などインフラの充実や高速道路インターに近いアクセスの良さに加え、周辺に東京エレクトロンやトヨタ自動車大衡工場など半導体関連企業や顧客候補の企業が多いことがある。東北大学をはじめ人材確保に適した地域であることに加え、同県の積極的な誘致も奏功した。
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