経済・企業 深層真相

ファーウェイをパートナーに 中国へ接近するシャープ

 シャープが11月、同社初の単独大規模技術イベント「シャープ・テックデー」を東京ビッグサイトで開催した。シャープ成長の原動力を「技術」と位置づけ、未公開技術など42テーマを展示。約5000人が来場した。シャープの呉柏勲社長=写真=は、「シャープが目指す未来に共感してもらえた。この共感を協業へとつなげ、社外パートナーの力を借りて、シャープならではのゲームチェンジを実現したい」と語った。

 それから約2週間後。そのパートナーの一社に選んだのが中国通信大手のファーウェイだ。セルラー通信規格の必須特許を対象に、長期かつ相互に使用を許諾するクロスライセンス契約を締結した。両社は「標準化における協力を促進するもの」とし、非公開技術を公開するわけではないと説明する。

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