週刊エコノミスト Online 書評

『社外取締役の新たな役割』長谷川浩司著 文眞堂 3520円

『社外取締役の新たな役割』長谷川浩司著 文眞堂 3520円

 コーポレート・ガバナンス(企業統治)のあり方をめぐって模索を続けている企業は少なくないだろう。本書は、古代ギリシャの哲学者プラトンの著書『国家』の中にある言葉の引用からこの課題の本質を「船のかじ取り」になぞらえて議論の俎上(そじょう)に載せることから出発する。そして主に地域銀行を研究対象に、社外取締役が従来のようなサポート的位置ではなく、経営の中核を担うことでどんなビジネスモデル改革が可能になるのか、考察を進めていく。(K)


週刊エコノミスト2024年10月15・22日合併号掲載

『社外取締役の新たな役割』長谷川浩司著 文眞堂 3520円

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