テクノロジー 毎日新聞「経済プレミア」より
シャープ「AQUOS R9 pro」はライカ監修“カメラ極振り”スマホ 石野純也
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シャープが10月29日、同社のスマートフォン最上位モデル「AQUOS R9 pro(アクオス・アールナイン・プロ)」を発表した。12月上旬以降の発売を予定し、大手通信事業者ではドコモが取り扱うほか、SIMフリー版も販売する。価格はSIMフリー版が19万円台前半になる見込みだ。
この端末は発表直後、X(ツイッター)でトレンド入りするなど大きな話題を集めた。理由はカメラの強烈な個性にある。
ほとんどデジカメ
AQUOS R9 proはスマホとして開発されたが、見た目はデジタルカメラそっくりだ。背面の三眼カメラ(標準、広角、望遠)をリングで大きく囲むデザインになっており、別売りのアダプターを付ければ、市販の一眼カメラ用レンズフィルターも装着可能。こうなるとますますデジカメに見える。
さらに端末の側面には、デジカメのパーツをそのまま使ったシャッターボタンも搭載する。ボタン半押しでピントを合わせ、そのまま押し込むと撮影、といったデジカメらしい操作性にもこだわった。
カメラまわりのことは、ドイツの老舗カメラメーカー、ライカが監修し、画質の調整やレンズ選定などで協力した。画質を左右する撮像素子(セン…
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週刊エコノミスト
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