新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 書評

トーハンが超ミニ書店の開業支援始める 永江朗

 出版取次のトーハンが10月、小型書店の開業を支援するサービス「HONYAL(ホンヤル)」を開始した。今までなら取引の対象とならなかったような売り上げ見込みの小さな書店を想定している。昨今増えている独立系書店や飲食店、さらには公共施設、一般企業との連携も視野に入れているという。

 興味深いのは取引条件である。通常、書店を開業するとなると、連帯保証人や信認金(保証金)が求められる。信認金は予測される売り上げの1カ月分が相場だといわれる。そのほか、開業時の初期在庫の費用も必要。もちろん店舗の家賃や保証金、内装費など取次以外に支払う費用もあるので、書店開業にはかなりお金がかかり、個人が簡単に始められるものではない。

 ホンヤルではこのハードルを下げた。連帯保証人も信認金も原則不要。初期在庫費用は開業時一括払いではなく分割払いも可(要相談)。書店の取り分となるマージン率は一般的な書店と同程度というから、定価の2割強というところだろうか。

残り522文字(全文940文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事