《インド株》中国株急騰で過去最大の資金流出 田中純平
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インド株のニフティ50指数は2024年10月、月間騰落率で6.2%安となり、20年2月以来の大幅な下落率となった。背景にあるのは海外勢による過去最大の資金流出だ。インドの国立証券保管機関(NSDL)によれば、海外の機関投資家は10月にインド株を約9400億ルピー(約1兆7000億円)売り越し、NSDLが公開する02年以降で最大の月間売り越し額となった。
理由としては、中国株の急騰が挙げられる。海外の機関投資家はこれまで株価が好調だったインド株を買い越し、反対に株価が軟調だった中国株を売り越すことで、運用成果を上げてきたと考えられる。しかし、24年9月に発表された中国当局の景気刺激策をきっかけに中国株が急上昇したため、慌ててインド株を売って中国株を買い戻した可能性がある。
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