新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 グラフの声を聞く

トランプ2.0の政策に株安リスク 市岡繁男

 トランプ氏の次期米大統領選出後、同氏が掲げる経済政策を好感し、株価は一時、史上最高値まで上昇した。2016年11月の大統領選後も株価が高騰しており、その再来を期待する向きも多い。だがそんな楽観論は次第に勢いを失い、株価は下落に転じるのでないか。株式市場より規模が大きい債券市場は、同氏の経済成長策や減税策を好まないからだ。

 前回のトランプ大統領就任時は経済成長が低迷しており、インフレは問題視されていなかった。だが現在は政府債務が35兆ドル(5300兆円)もあり、今後3年間でその半数近くが償還期限を迎える。こうした中、減税や関税の引き上げはインフレをもたらすとして、長期金利は9月中旬以降、年3.6%から4.4%へと急騰している。このまま金利の上昇が続くなら、トランプ政権は債券市場の抵抗を前に、選挙中に掲げた減税案等を…

残り270文字(全文632文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月10日・17日合併号

2025年に上がる株16 トランプ旋風は日本にチャンス 年末に日経平均4万3000円■谷道健太19 トランプ氏は防衛、金融に追い風 日経平均は4.6万円以上目指す■広木隆20 政治関連銘柄 トランプ政策で資源に強い三井物産 「103万円の壁」関連でタイミー■天海源一郎22 日本のトランプ銘柄 スズキ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事