《長期金利》1月利上げは為替レート次第 宮嶋貴之
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2024年12月の日本の長期金利は1.1%弱で推移し、上値の重い展開が続いた。12月の日銀金融政策決定会合を背景に、利上げ見送り観測が高まったことが要因だ。実際、この金融政策決定会合では、政策金利の据え置きが決定され、植田和男日銀総裁は次の利上げ時期や条件の具体的な示唆を避けたので、同会合後の長期金利は一時低下した。
しかし、12月27日に1.1%を突破した。これは、米国の長期金利上昇により、ドル・円相場で円安地合いが強まり、日銀のタカ派的姿勢が再び強まる可能性が意識されたためだろう。
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週刊エコノミスト
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