NY市場 アップルが株式相場をけん引するか=平秀昭
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7月31日に発表された米アップルの決算は、実績・予想値共に市場参加者の予想を上回る結果となった。スマートフォン「iPhone」の販売台数は市場の期待値を下回ったものの、最高級機種iPhoneXが好調で平均販売単価が上昇したことに加え、iPhone以外の事業で売り上げを大きく伸ばしたことも注目に値する。
アプリ販売を含むサービス事業の売り上げは前年比31%増、アップルウオッチを含むその他製品の売り上げは前年比37%増の勢いで伸びており、両事業の売上構成比は全体の25%に達し、iPhoneの販売台数の伸びが鈍化しても成長可能なことを示した。アップル株は決算発表後2日間で9%上昇し、米上場企業として初めて時価総額が1兆ドルを超えた。
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週刊エコノミスト
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