東京市場 ストラテジストが読む 9月に日経平均先物売りも=隅谷俊夫
有料記事
日経平均株価は米中貿易問題やトルコ問題の行方が不透明で、2万2000円台を中心としたもみ合いを続けている。
企業業績が総じて好調で、日経平均株価の予想株価収益率(PER)は13倍前後まで低下している。アベノミクス相場がスタートした2013年以降、おおむね13倍から16倍のレンジで推移してきたので、現在は割安な水準にある。今年3月と7月に13倍を下回った時も、割安感から日経平均株価は反発基調に転じた。今回も予想PERからみた割安感が下値を支えよう。
また、昨年末の日経平均株価は2万2764円で現在とほぼ同じだが、昨年末のニューヨークのダウ工業株30種平均は2万4719ドルで、現在は約1000ドル上回っている。日経平均株価の出遅れ感も下値を支えよう。
残り500文字(全文828文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める