NY市場 政策懸念あるが株先高観は強い=高堀伸二
有料記事
8月以降の米国とトルコとの関係悪化と、トルコ・リラ急落による米国株への悪影響は小幅にとどまり、S&P500株価指数でみると問題の表面化後の下げはほぼ回復した。ただ、トランプ政権が他国との政治問題に対し通商上の制裁を実施したことで、投資家の間では米国の強硬な政策の範囲が拡大することに懸念が高まっている。
関税強化により米国の物価が上昇し利上げが加速しうることも、米国株の先行きにマイナス要因となりかねない。トランプ大統領の政策の影響が強まる中、トランプ氏が今後打ち出す各種政策、大統領再選の見通しに大きな影響を与える11月の中間選挙に一層の注目が必要だ。
残り207文字(全文485文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める