新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

東京市場 ストラテジストが読む 米中改善期待で2万4000円超え=三宅一弘

日経平均(2017年9月1日~18年8月24日)
日経平均(2017年9月1日~18年8月24日)

 9月は重要イベントが盛りだくさんだが、日経平均株価はもみ合い相場を上放れに向かうのではないかとみる。特に中国の政策動向や為替相場に注視したい。

 米中貿易戦争は8月23日に互いに500億ドルの輸入に追加関税25%を課した。米国は9月にさらに2000億ドル分の対中追加関税を予定している。トランプ大統領は、自国優位の知財政策や助成策、外資への技術移転強要など中国の国内産業保護政策を批判し、是正を求めているほか、人民元安を問題視している。中国は対米輸出額が5000億ドル、対米輸入額が1300億ドルなので、米国が2000億ドルの対中輸入品に追加関税を課すとお手上げになる。

 一方、11月の中間選挙を控えてトランプ政権は対中政策で成果を得たい。米中両国間で落としどころを探る動きが強まるだろう。

残り505文字(全文850文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事