NY市場 堅調な米株価のトレンドは続く=平秀昭
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S&P500株価指数は、8月後半に入って約7カ月ぶりに史上最高値を更新しており米国株は堅調な展開が続いている。第2四半期(4~6月)国内総生産(GDP)成長率は4%を超え、企業の1株当たり利益(EPS)成長率も24%となったように、米経済と米企業業績がともに力強いことがその要因だが、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の引き締めを急がない姿勢を示していることから好調なトレンドは続こう。
8月24日にパウエルFRB議長がジャクソンホールにおいて行った講演の内容は、ハト派的なものであった。性急な引き締めによって景気拡大を損なうリスクと、動きが遅すぎて景気の過熱を招くリスクのバランスをとる必要があるとして、米連邦公開市場委員会(FOMC)による緩やかな利上げの正当性を主張した。
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週刊エコノミスト
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