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「不妊治療と仕事」悩む女性 働きざかりの退職は企業の損失=松本亜樹子

    仕事をしながらの不妊治療はどこが難しいか
    仕事をしながらの不妊治療はどこが難しいか

    「NPO法人Fine」(東京都)は不妊で悩む人をサポートする当事者団体だ。これまでも、不妊治療と経済的負担の問題など当事者が直面する課題について調査してきた。体外受精の費用は1回30万~50万円と高額で、治療を断念する人もいる。

     国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」(2015年)によると、不妊を心配したことのある夫婦は3組に1組を超えている。また、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある、または現在受けている夫婦は全体で18・2%を占め、5・5組に1組が不妊治療を受けていた。女性の社会進出とともに晩婚化が進んでいることが背景の一つと言われているが、不妊治療と仕事との両立に悩む人も増えている。

     私たちが17年3月から8月にかけて実施した「仕事と不妊治療の両立に関するアンケート」には、約5500人の当事者らが回答を寄せた。これら生の声は「不妊白書2018」としてまとめたところだが、約2割の人が、仕事と治療を両立できずに退職に追い込まれている厳しい現実がある。

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