東京市場 ストラテジストが読む 中間決算後に上値余地も=隅谷俊夫
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9月7日に一時2万2100円台まで下落した日経平均株価は、翌週から急反騰し、19日には一時2万3800円台に乗せて今年1月23日につけた年初来高値の2万4124円を視野に入れた。
年初からの上昇率において日経平均株価は米国のダウ工業株30種平均からかなり出遅れていたので、出遅れを修正する力が働いたことや、9月20日の自民党総裁選挙で安倍晋三総裁の再選を見越した外国人の買いが入ったことが急反騰を引き起こした。
出遅れ修正と選挙結果は相互に作用した可能性がある。というのも、昨年も9月から出遅れ修正の力が働き始めたところに、10月の衆議院選挙で与党の大勝を見越した外国人の買いが入って日経平均株価が大幅に上昇したからだ。今回も外国人の買いが継続するかどうかが、上昇余地を左右しよう。
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週刊エコノミスト
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