新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

NY市場 調整局面後に焦点は企業業績へ=堀古英司

NYダウ(2017年9月25日~18年9月21日)
NYダウ(2017年9月25日~18年9月21日)

 過去に同時多発テロやリーマン・ブラザーズ破綻があった9月は、歴史的にパフォーマンスの悪い時期として知られている。今年は中間選挙や利上げを控えるほか、米中貿易摩擦を中心とした通商問題も不透明感を強める要因になっており、9月から10月初旬にかけて短期的な調整局面が訪れる可能性は高そうだ。

 一方で主要株価は過去最高値を更新しており、当然のように高値への警戒感や暴落への懸念がささやかれている。

 S&P500指数の株価売上高倍率(PSR)がハイテクバブル期をも上回ったことが報じられているが、株価にとって重要なのは売上高ではなく、将来のキャッシュフローだ。S&P500構成銘柄の1株利益は2018年予想ベースで前年比約30%増、19年も約10%増で過去最高になると見込まれ、利益の観点から現在の株価水準は妥当な範囲内である。

残り135文字(全文495文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事