今週のポイント 国際収支統計(12月10日) サービス収支は改善に向かうか=白波瀬康雄
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財務省が12月10日に10月の国際収支統計を発表する。日本の経常収支(季節調整値)は4年6カ月にわたり黒字が続いているものの、黒字幅は5カ月連続で縮小している。9月の経常収支は1.3兆円と8月の1.4兆円から黒字幅が縮小した。先行きも高水準を維持できるか、また、訪日外国人客数の減少が下押ししたサービス収支が改善に向かうのか注目される。
経常収支(原数値)の内訳をみると、モノの取引状況を示す貿易収支は2018年以降、世界経済の回復ペースの鈍化による輸出の減速や原油高による輸入の増加を受けて黒字幅が縮小している。9月の貿易収支は3233億円と前年比62.3%縮小した。輸出は前年比0.9%減と1年11カ月ぶりに減少し、輸入は前年比8.0%増と6カ月連続で増加した。約4年ぶりの高値圏にあった原油価格は10月に入り急落しており、輸入は今…
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週刊エコノミスト
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