ブリヂストンで社長職復活 津谷CEOの院政が濃厚
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世界トップのタイヤメーカーのブリヂストンが12月13日に発表した役員人事に、業界関係者の多くが首を傾げている。最高執行責任者(COO)の西海和久氏が12月31日付で退任し、2019年1月1日付で江藤彰洋副社長がCOO兼社長に就任する。あるタイヤメーカー首脳は「経営体制変更のプレスリリースのどこを見てもトップの名前がなかった」と苦笑する。
トップと呼ばれる人物こそ最高経営責任者(CEO)兼会長の津谷正明氏=写真=だ。12年に、社長だった荒川詔四氏が会長、津谷氏がCEO、西海氏がCOOとなり「3頭体制で経営していく」(津谷氏)と宣言、社長職を廃止した。しかし、津谷氏は翌年には荒川氏を相談役に退かせた。
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週刊エコノミスト
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