マーケット・金融THE MARKET

今週のポイント 米消費者信頼感指数(12月27日) 株価下落も消費マインド悪化は限定的=窪谷浩

米国の消費者信頼感指数と株価指数
米国の消費者信頼感指数と株価指数

 12月27日に米国で12月の消費者信頼感指数が公表される。GDP(国内総生産)における個人消費は、4月から2四半期連続で前期比年率3%台後半の高い伸びとなった。また、今年の年末商戦も好調が予想されている。個人消費が好調な背景として、順調な雇用拡大や、減税に伴う可処分所得の増加に加えて、消費者信頼感に示される消費マインドが非常に堅調であることが挙げられる。12月は、年末商戦や2019年以降の消費動向を占う上で注目される。

 まず、消費者信頼感指数について説明すると、同指数は民間経済調査機関のコンファレンスボードがサーベイ調査に基づき毎月公表している。サーベイでは、「景気」「雇用」に対する現状評価と、「所得」を加えた3項目の6カ月先の見通しについて集計される。これらの結果から、現状指数、期待指数、それらを総合した消費者信頼感指数が推計される。

残り640文字(全文1014文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事