穀物 大豆、トウモロコシは下落=茅野信行
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2018年11月の米中首脳会談後に、中国政府は400万~500万トンの米国産大豆を買い付けるよう指令を出したといわれる。穀物に関して、中国政府が特別な関心を寄せているものが二つあり、一つは大豆油の価格、もう一つは大豆の価格水準である。大豆価格はこのところ供給過剰で、1ブッシェル=8ドルへ近づいている。
18年、米国ではトウモロコシと大豆が豊作になったが、順調な供給を保証してはくれなかった。平年なら乾燥した天候になる秋に雨が多く降ったため、トウモロコシの乾燥が遅れた。新穀トウモロコシの出回りを待ちかねていた加工業者は、安い新穀を買いそびれ、トウモロコシも大豆も値上がりした。本来なら安くなるはずの新穀が高値になるという、想定外の事態が展開した。19年初は、トウモロコシも大豆も、若干、値下がりするの…
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週刊エコノミスト
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