NY市場 悲観的な米CFOアンケート=平秀昭
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米2年債と5年債で長短金利が逆転し、米経済が早ければ2019年にも景気後退局面入りするのではないかとの懸念から、米株式は大きく下落している。やや悲観的すぎる気もするが、米デューク大学が米企業のCFO(最高財務責任者)に対して行った18年12月のアンケート調査によれば、48.6%のCFOが19年末までに景気後退が起こると回答している。
株式市場では米企業の業績に対する警戒感が高まっており、18年12月以降の株価下落はそのことを織り込んだ動きとも言える。足元の市場の平均的な見解(コンセンサス)では、19年のS&P500株価指数の1株当たり利益(EPS)成長率は8~9%が見込まれているが、市場参加者の間ではこの数字は高すぎると見られており、企業が決算発表時にどのような利益予想を出してくるのか注目したい。
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週刊エコノミスト
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