東京市場 ストラテジストが読む 決算発表後、戻りを試す展開=隅谷俊夫
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日経平均株価は昨年12月26日に一時1万8000円台まで下げた後、年が明けて2万円台を回復した。需給面では、運用成績の悪化から閉鎖や解約に迫られたヘッジファンドの換金売りや個人投資家の見切り売りは年初で収まった。
水準面では、日経平均株価に採用されている225の企業の1株当たりの純資産(企業の解散価値を表す)が1万9000円台前半なので、2008年のリーマン・ショックの後に大底を打った時と同じく、これが下値の「岩盤」になった。
ただ、内外の投資家が受けた痛手は大きく、日経平均株価が2万円台を回復すると、上値を追って買い上がる向きは少ない。
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週刊エコノミスト
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