新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

NY市場 過度な悲観を修正する動き=堀古英司

 主要企業の2018年10~12月期決算が本格化している。法人税減税の効果を大きく受けて、18年(通年)のS&P500構成銘柄の利益成長は20%を超える見通しだ。しかし、減税の効果が剥落する19年は、増益率が大きく低下することが予想されており、不透明な世界経済、政治要因も手伝って、一段と慎重な見方が広がっている。

 18年9月末時点で10%強が見込まれていた19年の利益成長率は、現時点で7%弱にまで低下している。確かに企業の利益成長鈍化は18年末にかけての相場調整の一因であり、年初のアップルの業績下方修正などで懸念は一部顕在化した。しかし、業績ゼロ成長や近く景気後退に入るとの見方は行き過ぎだろう。19年利益予想の約3%の下振れに対して、株価は高値から最大約20%の下落となり、むしろ株価の割安さは一段と際立っ…

残り126文字(全文487文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事