週刊エコノミスト Online進化する弁護士・会計士・弁理士

弁理士編 ベンチャーの援護射撃 特許取得で米巨大ITに先行

 同社の鳥居暁社長(44)は「発明には自信があったが、出願後に“特許潰し”を仕掛けられたこともあった。特許が取れたのは弁理士の支えがあったからだ」と話す。

“特許潰し”を撃退

 タグキャストの技術はいま、飲食店や小売店、ショッピングモールのほか、巨大なスタジアムでも使われ始めている。その発明とは、例えば、スマホなどのモバイル端末を持ったユーザーが店舗などに入ると、その店舗に関連するアプリの画面が起動し、そこから注文や決済といったさまざまな操作ができるというものだ。数多くの飲食店がひしめくショッピングモールのフードコートで、中華料理店に入ると、その店の注文画面がスマホに表示され、隣のカフェに入ると、今度はカフェの注文画面に切り替わり、注文や決済までできる。店舗のレジ係を必要とせず、省力化のツールとしても有望視されている。

 このサービスにはユーザーが店の「中」にいることを検知し、端末の画面をコントロールする技術が必要だ。タグキャストは屋内の壁やテーブルや椅子に、電波を発する「ビーコン」を埋め込み、その電波強度をスマホ側のブルートゥース(近距離間データ通信に使う無線通信技術)を使って検知させ、電波がより強い方の画面を表示させ、注文を通す仕組みを考案、2013年12月に特許出願した。

残り1485文字(全文2029文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月4日号

新制度スタート! マンション管理必勝法14 動き出した二つの評価制度 住人の意識改革が始まった ■荒木 涼子/白鳥 達哉18 よく分かる「評価制度」 高得点獲得のポイント ■荒木 涼子20 国の制度もスタート 自治体が優良管理を「認定」 ■白鳥 達哉23 迫る「第三の老い」 ここまで深刻な管理員不足 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事