週刊エコノミスト Online 進化する弁護士・会計士・弁理士
弁理士編 地理的表示の登録支援 農水産品のブランドを保護=大堀達也
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GIが重要になるのは日本で開発された品種が海外で無断栽培されるケースだ。例えば、ブドウでは日本発の人気品種「シャインマスカット」が中国で無断栽培されたが、海外で新品種登録しておらず販売者に対し差し止めできなかった。この点、GIは特定地域で特定の作り方をする産品に対して国が認めて保護する。もし、EUの生産者がメロンを「夕張メロン」と称して販売すればEUとして差し止めに動き、ブランドを保護する。ただ、GI登録はいまだ申請のハードルが高いのが現状だ。そうしたなか、弁理士がGIの普及支援に力を入れ始めている。
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