電子部品 中国・スマホ依存に負の連鎖=内藤貴之
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村田、太陽誘電、TDKに強み
1月中旬から2月頭にかけて、日本電産、TDK、京セラ、アルプスアルパイン、イビデンなどの大手電子部品メーカーによる2019年3月期通期業績予想の下方修正が相次いだ(表)。10年代以降、巨大な需要を創出したスマートフォンの販売が頭打ちとなる一方、車載向けではADAS(先進運転支援システム)など新しい用途が台頭しており、各社が成長領域にどの程度絡んでいるのかによって、業績の明暗が鮮明になっている。
下振れが相次いだのは、中国の景気減速の影響とスマホの出荷が減少に転じたことが主因。スマホ販売が減少に転じると、製造装置や関連施設の投資も連鎖的に落ち込むためだ。
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週刊エコノミスト
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