NY市場 割安感の強い銘柄を見直し=堀古英司
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トランプ減税の効果が薄れることに加えて、中国経済が大きく減速したことが響き、主要企業の2018年10~12月期決算がおおむね終了した2月中旬時点で、19年1~3月期のS&P500構成銘柄の利益成長率は前年同期比でマイナスとなる見通しだ。19年通年の利益成長の見通しも従来の8%前後から5%程度へ低下すると予想されている。
しかし、アップルやフェイスブックが決算発表後に大きく上昇したことから明らかなように一部企業については、過度に悲観的な予想が織り込まれている状態だ。将来の業績成長ペースが想定をやや下振れるとしても、足元の業績が好調で利益の観点から割安感の強い銘柄、いわゆるバリュー株は見直されるだろう。
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週刊エコノミスト
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