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ノキア 通信インフラで復活を図る名門=永井知美/231

    ノキアを率いるラジーブ・スリ氏。米国先端企業でも増えているインド出身CEOの一人
    ノキアを率いるラジーブ・スリ氏。米国先端企業でも増えているインド出身CEOの一人

    ◆Nokia

     フィンランドのノキアは、約130カ国で通信機器などのハードウエア、通信関連ソフトウエア、ネットワーク構築などのサービスを提供する大手通信機器メーカーだ。特に世界の通信基地局の売上高(2017年)ではシェア23%(英IHSマークイット調べ)と、中国の華為技術(ファーウェイ)、スウェーデンのエリクソンに次ぐ世界第3位を誇る。

     実は、1998年から11年にかけて世界最大の携帯電話メーカーだったが、米アップルのiPhone(アイフォーン)登場後、スマートフォン事業戦略で迷走してシェアが急落。14年に携帯端末事業を米マイクロソフトに売却し、通信インフラ分野に特化するようになった。

     携帯から通信インフラに軸足を移した後も、先進国における通信関連投資一巡と、ファーウェイ、中興通訊(ZTE)など、中国勢の台頭によって競争が激化したため、業績不振に苦しんだ。18年12月期の売上高は、ピークの07年12月期の約4割に当たる約226億ユーロ(約2.8兆円)に過ぎない。

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