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週刊エコノミスト Online 迫る景気後退 世界経済入門

データで先読み1 半年先取りするOECD景気先行指数=武田淳

 カバー範囲は広く、「先進国クラブ」と言われるOECDの加盟36カ国のみならず、中国やインド、ブラジルなど非加盟の主要新興6カ国も含む。これらを合計するとGDP(国内総生産)ベースで世界全体の85%に上るため、世界経済の動きを示す指標と言える。国際通貨基金(IMF)や世界銀行も年単位で世界経済の成長率を作成しているが、月次で、しかも先行性を持つ指標はOECD景気先行指数くらいしか見当たらない。国・地域別の指数も作成しており、2大経済大国の米国と中国は特に注目するべきであろう。 

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