新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 迫る景気後退 世界経済入門

Qインドは期待できるか A底堅い成長続く=熊谷章太郎

5月23日にはモディ政権の審判が下る(Bloomberg)
5月23日にはモディ政権の審判が下る(Bloomberg)

下院総選挙の結果によらず

 中国に次ぐ人口超大国のインドで、任期満了を迎える下院総選挙(定数545議席、任期5年)の投票が4月11日から5月19日に7回に分けて実施され、5月23日に開票される。同選挙は、経済改革推進の期待を担って2014年5月に発足したモディ政権に対する国民審判として位置づけられる。政治が大きな節目を迎えるなか、以下では総選挙と経済改革の行方を展望する。

 はじめに、過去5年間のモディ政権の政策運営を振り返りたい。主要な功績としては、まずビジネス環境の改善が挙げられる。政府は、GST(物品サービス税)導入による税制の簡素化、外資の出資規制や投資の条件緩和、事業に失敗した際の事業再生や清算を迅速に進めるための倒産・破産法の整備などをはじめ、さまざまな分野で改革を実施した。

残り1974文字(全文2320文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事