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掃除に洗濯に食事に育児も家事の外注は当たり前=小林知代

もはや主婦・主夫の牙城ではない (Bloomberg)
もはや主婦・主夫の牙城ではない (Bloomberg)

 ワシントンDC郊外に住む筆者の周囲では、家事を楽しんでいる人が多い。米国の中流層の家庭では、家事のアウトソーシング(外注)は当たり前になっており、専業主婦でも掃除サービスを利用している。洗濯や育児など特定の家事の外注によって、負担軽減はもちろんのこと、料理など自分でやる家事を楽しむ余裕も出てきて、少ない時間なりに集中して極めようとする気も起きる。だから、家事を楽しんでいるのだ。一方、日本に行くと、家事をする女性たちは、専業・共稼ぎ関係なく疲弊している感がある。この違いはどこから来るのであろうか。

 筆者もよく使う家事サービスは、洗濯の宅配だ。近所のクリーニング店が手がけるサービスで、毎週火・金曜日の午前中にスマートフォンで注文をすると回収にやってきて、夕方までには宅配される。アイロンがけのみなどメニューも豊富だ。洗濯の宅配サービスは、近くアマゾンも参入すると言われているほど人気上昇中だ。

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