東京市場 5Gインフラは今年の本命=藤戸則弘
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今年の相場テーマの本命は、「5G関連」と考えている。次世代無線通信の5Gは、現行無線通信の4Gに比較して、容量で約1000倍、通信速度で約100倍という高機能である。具体例を出せば、2時間の映画1本を約1・5~3秒の短時間でダウンロードできる。また、リアルタイムの運用ができることから、車の自動運転化への適用も期待されている。将来性は極めて有望と言えよう。
ただし、5Gの携帯電話などが本格普及するのはまだ先、との見方が強かった。ところが、通信基地局事業をメインとするノキア(フィンランド)やエリクソン(スウェーデン)の売上高が、2018年10~12月期から急速に伸びていた。話題のファーウェイ(中国)を含めて、こうした大手は5G基地局のネットワーク化にまい進していたのだ。「まだ先」のテーマではなく、予想を超えるスピードで、基地局関連の設備投資が進捗(し…
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週刊エコノミスト
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