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週刊エコノミスト Online 迫る景気後退 世界経済入門

フィンテック 給与も電子マネー支払いに=村田雅志

(出所)編集部作成
(出所)編集部作成

スマホ、AI、データ活用

 フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Tech-nology、主にIT)を組み合わせた造語で、金融サービスにITを活用することを指す。米国では2000年代前半からこの言葉が使われ、10年ごろからはコンピューターや人工知能(AI)が投資判断するロボアドバイザーが広がり、ベターメント、ラーンベストなどの新興企業が伸長した。

 また、既存の金融機関に対する不信感を背景に個人間貸し付けをネットで仲介するP2P(Peer to Peer)融資も普及。新興企業であるレンディングクラブやプロスパーが大きく成長した。一方、日本でフィンテックという言葉が普及し始めたのは、10年代半ばだ。

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