週刊エコノミスト Online迫る景気後退 世界経済入門

フィンテック 給与も電子マネー支払いに=村田雅志

(出所)編集部作成
(出所)編集部作成

スマホ、AI、データ活用

 フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Tech-nology、主にIT)を組み合わせた造語で、金融サービスにITを活用することを指す。米国では2000年代前半からこの言葉が使われ、10年ごろからはコンピューターや人工知能(AI)が投資判断するロボアドバイザーが広がり、ベターメント、ラーンベストなどの新興企業が伸長した。

 また、既存の金融機関に対する不信感を背景に個人間貸し付けをネットで仲介するP2P(Peer to Peer)融資も普及。新興企業であるレンディングクラブやプロスパーが大きく成長した。一方、日本でフィンテックという言葉が普及し始めたのは、10年代半ばだ。

残り2087文字(全文2392文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事