週刊エコノミスト Online迫る景気後退 世界経済入門

フィンテック 給与も電子マネー支払いに=村田雅志

(出所)編集部作成
(出所)編集部作成

スマホ、AI、データ活用

 フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Tech-nology、主にIT)を組み合わせた造語で、金融サービスにITを活用することを指す。米国では2000年代前半からこの言葉が使われ、10年ごろからはコンピューターや人工知能(AI)が投資判断するロボアドバイザーが広がり、ベターメント、ラーンベストなどの新興企業が伸長した。

 また、既存の金融機関に対する不信感を背景に個人間貸し付けをネットで仲介するP2P(Peer to Peer)融資も普及。新興企業であるレンディングクラブやプロスパーが大きく成長した。一方、日本でフィンテックという言葉が普及し始めたのは、10年代半ばだ。

残り2087文字(全文2392文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月10・17日合併号

EV戦争202314 BYD、実質253万円の黒船EV 圧倒的な低価格で日本に照準■稲留正英17 トヨタのEV戦争 ソフトと製造の競争力確立が急務■中西孝樹23 中国で日本車苦戦 大衆車市場でシェア落とす■湯進26 急成長テスラ サイバートラックは予約200万件 ■土方 細秩子28 日本車への警鐘  [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事