週刊エコノミスト Online迫る景気後退 世界経済入門

脱プラ 鍵はプラスチック資源循環=小島道一

    漂着したプラスチックごみ(ガーナの首都アクラの海岸で2017年11月、筆者撮影)
    漂着したプラスチックごみ(ガーナの首都アクラの海岸で2017年11月、筆者撮影)

     レジ袋やストローといった使い捨てプラスチックの使用禁止など、脱プラスチック化に向けた取り組みが広がってきている。以前から、ポイ捨てされたプラスチックが景観を壊す、排水溝にたまって洪水の原因になるなど問題となってきた。

     インドでは、ヒンズー教で大事にされている牛が薄いプラスチックを誤飲するという理由で、2011年に厚さ40マイクロメートル以下のレジ袋が禁止された。16年には新たに規制対象となった包装用のプラスチックシートも含め、厚さ50マイクロメートル以下が禁止された。また、廃棄物の処分場の逼迫(ひっぱく)等を受け、韓国はレジ袋や宿泊施設での歯ブラシなどの無償供与を1994年に禁止した。

     近年、海洋ゴミが地球環境問題として認識され、プラスチックごみの海洋への流出を削減するため、使い捨てのプラスチックの削減を図る動きが加速している。国連環境計画が18年にまとめた報告書では、レジ袋など使い捨てプラスチックの使用の規制を導入する国が増えており、既に60カ国を超えていると指摘している(表)。また、化粧品や洗浄剤に含まれるマイクロビーズ(直径0.5ミリメートル以下のプラスチック粒子)の規制…

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