マーケット・金融THE MARKET

NY市場 強弱材料混在のヘルスケア銘柄=武井章浩

 トランプ大統領の対中関税発動など政治要因で株価が変動する中、ヘルスケア関連銘柄にも向かい風が吹いている。2020年の大統領選を控え、民主党は「国民皆保険」、トランプ政権は「オバマケア撤廃」などを目指している。今年に入ってS&P500株価指数が17%超上昇したが、ヘルスケア関連は3%台と米国株11セクターの中で最も低迷した。

 両党に共通しているのは医療コストの削減で、やり玉に挙げられているのが、医療コストに占める割合が10%に満たない薬価である。トランプ政権は規制で、民主党は立法化で薬価抑制を目指しているが、妥協点を探る動きが進んでいる。

残り211文字(全文487文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事