インタビュー 五郎丸徹 学研ココファン社長 教育企業ブランドで信頼構築 サ高住を年15棟ペースで開業
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サービス付き高齢者向け住宅を中心に介護事業を展開する学研ココファンの五郎丸徹社長に参入経緯や今後の展望を聞いた。
(聞き手=市川明代・編集部)
学研ココファンでは現在、全国130カ所で「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」を中心とする介護事業を展開している。親会社の学研が介護分野に参入するきっかけとなったのは、主力事業だった小中学生向け教材の訪問販売を担っていた「学研の訪問スタッフ」からの声だ。「働く母親が増え、会うのが難しくなったが、どの家庭にも高齢者がいる」という。当時探っていた新規事業のヒントになった。2002年に社内ベンチャーを組織し、04年にココファン(現・学研ココファンホールディングス)を創業。06年にサ高住の前身の「高齢者専用賃貸住宅(高専賃)」をスタートさせた。
安定的な黒字経営に転換するのに10年を要した。11年の「高齢者住まい法」の改正で、高専賃などの三つのサービスを一本化したサ高住が制度化されてしばらくしてからだ。
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週刊エコノミスト
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