準備は早いに限る 後悔しない「介護住み替え」選び 秘訣は資金、身体、ニーズの把握=鈴木暁子
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「住み替え準備は元気なうちに始める」──。ファイナンシャルプランナーとして講演や相談業務で、こう呼びかけている。
住み替え相談として多いのは、子どもが親のために住み替え先を探すケースだが、問題は相談のタイミングだ。高齢者向け施設・住宅への住み替えは、大変な時間と労力、体力が必要となるのだが、親に介護が必要になったので切羽詰まって相談に来られ、「入れるところがあるならどこでもいい」的な住み替えとなりかねないケースが少なくない。これでは入居する本人にとって不幸な選択となってしまう。
そうならないためにも、住み替え準備は元気なうちに始めるのが賢明だ。筆者は「親のためであれば、親がまだ元気なうちに、自分自身のためであれば50代後半、遅くとも60代で準備を始めてほしい」と伝えている。
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週刊エコノミスト
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