経費率(OHR) 90%超えが9行
有料記事
全104行ランキングはこちら
「経費率(Over Head Ratio、OHR)」は、業務粗利益(一般企業の売り上げに相当)に対する経費の比率で、銀行業務の効率性を示す指標の一つ。低いほど、効率性が高いことを示している。
店舗の統合や人件費削減といったコストカットは各地銀共通の課題で、8割の81行が経費を2018年3月期から圧縮した。
それでも長引く超低金利により、経費削減のペースを上回る勢いで利益が減少し、コストカットが追いついていないのが現状だ。経費率が7割を超える地銀は、全体の7割の77行にも上った。業務粗利益の7割以上を経費が占めるという高コストな構造が浮かぶ。
残り273文字(全文560文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める