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マーケット・金融 残る・消える地銀

与信費用 4分の3で増加、想定超も

(注)各地銀の2019年3月期決算の公表数値から計算。与信費用は、一般貸し倒れ引当金繰入額と不良債権処理額の合計額。ただし、不良債権処理額とは別に、貸し倒れ引当金戻し入れ益や償却債権取り立て益、偶発損失引当金戻し入れ益などが計上されている場合、合計額からそれぞれ差し引いた。100万円未満は切り捨て。コア業務純益に対する与信費用の比率は小数点第2位以下は四捨五入。▲はマイナス。近畿大阪銀行は4月に合併し、現在は関西みらい銀行(出所)各地銀の2019年3月期決算資料より編集部作成
(注)各地銀の2019年3月期決算の公表数値から計算。与信費用は、一般貸し倒れ引当金繰入額と不良債権処理額の合計額。ただし、不良債権処理額とは別に、貸し倒れ引当金戻し入れ益や償却債権取り立て益、偶発損失引当金戻し入れ益などが計上されている場合、合計額からそれぞれ差し引いた。100万円未満は切り捨て。コア業務純益に対する与信費用の比率は小数点第2位以下は四捨五入。▲はマイナス。近畿大阪銀行は4月に合併し、現在は関西みらい銀行(出所)各地銀の2019年3月期決算資料より編集部作成

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 貸し倒れに備えた引当金や不良債権の処理費用を含む「与信費用」の金額で比較した。100億円を超えた地銀は3行あった。

 全地銀の4分の3に当たる79行で2018年3月期から増加した。与信費用の上位行の中には、想定を超えて上振れする地銀も目立った。

 トップのスルガ銀行は、投資用不動産向けの不正融資で1363億円を計上し、17年ぶりの最終赤字となった。

 2位の千葉銀行の与信費用は、18年3月期の8億円から14倍の113億円に急増。計画で見込んだ38億円を大幅に超え、減益の一因となった。

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