東京市場 ストラテジストが読む ソフトウエア各社の株価上昇に期待=藤戸則弘
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世界的にIT化がメガトレンドになっている。長らく保守的な経営が続いた金融セクターにも、「フィンテック」が猛烈な勢いで拡大している。また、「5G(第5世代移動通信システム)」や「クラウド」に対する世界的な設備投資も続いており、広義の情報化投資には膨大なマネーが投入されている。
そうした状況で注目されるのは、コンピューター・ソフトへの投資だ。キーワードは、「IoT化(すべてのモノがネットで接続される)」「ICT投資(情報通信技術投資)」「5G化」だが、その中心にあるのがソフトウエアである。
日銀短観のソフトウエア投資の動向を見ると、2014年度の約4・1兆円から19年度の計画では5・8兆円と4割以上の伸びを見せている。また、矢野経済研究所によると20年度の民間IT市場の規模は、約13兆円の巨大市場となる見通しだ。
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