今週のポイント 中国GDP発表(7月15日) 4~6月期は小幅に低下か=三尾幸吉郎
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中国国家統計局は7月15日、4~6月期の国内総生産(GDP)を発表する。
前回発表の1~3月期は実質で前年比6.4%増と前四半期と同率だった。昨年は債務圧縮(デレバレッジ)と米中対立を背景に3四半期連続で成長率が鈍化したが、景気対策が効果を発揮し始め、1年ぶりに減速に歯止めが掛かった。
既に公表された4~5月期の景気指標を確認すると、輸出(ドルベース)は前年比0.8%減と1~3月期の同1.3%増からマイナスに転じた。
小売売上高は4~5月平均で同7.9%増と1~3月期の同8.3%増を下回り、固定資産投資(除く農家の投資)も1~3月期の同6.3%増を1.7ポイント程度下回るなど内需も弱い。
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週刊エコノミスト
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