異業種転職 成功のポイント 自分を知り相手を知る 肩書や実績を捨てる勇気=武元康明
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「人生100年時代」には、これまでより就業年数が長くなり、一つの会社や同じ業界で黙々と働き続けるということは考えにくい。企業側も国際競争にさらされ、日本企業の「強さ」の源泉だった終身雇用制度を維持する体力がなくなっている。いくつもの会社を渡り歩くスタイルが当たり前になるだろう。これからの時代は、異業種でも転職できる力が問われていくと考える。
意外に思われるかもしれないが、実は同業種、同職種への転職は注意が必要だ。どの企業でも固有のやり方があるが、実績や成果を上げていた人ほど、前職でのやり方を持ち込む傾向がある。「前の会社ではこうだったのに、周りが協力してくれない」などと言い出せば孤立し、やがて居づらくなる。
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週刊エコノミスト
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