堂々と著述業、活動の幅広げる ソフトバンク副業社員・鶴長さん=編集部
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ソフトバンクでITインフラのエンジニアとして働く鶴長鎮一さん(48)=写真=は副業をしている社員の一人だ。2017年秋に会社が副業を解禁する前から、理工系書籍や技術系雑誌の執筆を頼まれることがあり、会社に届け出て活動していたが、「周囲からはいい印象を持たれなかったので、会社の中ではおおっぴらにはせず、知っている人は限られていた。あくまで個人の立場で『通信会社勤務』という肩書でやっていた」と振り返る。今は社名を出して執筆活動している。
同社の副業を認める条件は大きく二つあり、「本業に影響を与えず、過重労働にならないこと」と「本人のスキルアップ、成長につながること」だ。「自宅での空き時間を活用しながら、自分のペースでできている。文章を書くのはそんなに得意ではないが、自分の研さんのために続けている」と話す。最近は、社内の副業に関心のある人から相談を受けることも増えており、エンジニアのコミュニティーづくりの勉強会も企画するなど、活動…
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週刊エコノミスト
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