英語、不動産、博士号も取得 本業以外に大学講師や通訳ガイドも=桑子かつ代
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仕事のレベルアップには自己投資が必要だ。オフィス賃貸の仲介大手、三幸エステートでチーフアナリストを務める今関豊和さん(55)=写真=は米国の大学への2度の留学を経て自分の専門性を高めてきた。
今関さんは「不動産、英語、米国大学の学位の三つのスキルを合わせることでオンリーワンになることができる」と語る。日本では有名大学から大手企業に進む道が理想的との見方が根強い中で、今関さんは「国外では日本とゲームのルールが変わる。日本の有名出身校よりも学位のほうが重視される」と話す。
大学卒業後、1987年に中堅ゼネコンの東急建設に入社し、社内留学制度で米国へMBA留学するも、その間に日本ではバブルが崩壊し、帰国時は不景気に。当時の上司からは「留学したからといって特別扱いは期待しないように」との助言もあり、帰国後は保有不動産の管理や老人ホームの企画提案など国内業務を担当した。
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