経済・企業俺の転職 わたしの副業

データで見るミドルの転職 賃金減っても満足度は高い 2030年には130万人台も=編集部

(出所)総務省「労働力調査」(2018年)
(出所)総務省「労働力調査」(2018年)

 転職市場が活況だ。総務省の「労働力調査」によると、転職者数はリーマン・ショック後の2010年に底を打った後、8年連続で増加が続いている(図1)。終身雇用が根強かった日本では、これまで転職は専門技術者や若年層といった一部の人に限られていたが、ひとつの組織に依存せず転職に動く人が増加している。企業がスピードを増す技術革新、事業の国際化といった変化に対応しなければ生き残れなくなるため、人材確保を急いでいるという背景がある。

 ベンチャー企業の立ち上げも続き、やる気のある若手起業家を支えるベテラン人材としての役割も台頭している。厚生労働省の「転職者実態調査」によると、若手の育成や取引先との交渉といった、経験やノウハウを持つ人材には厚い関心が寄せられてる(図2)。

残り399文字(全文730文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事