新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

長期金利 マイナス0.2%試す=徳勝礼子

 今年3月から急速にハト派化した米連邦準備制度理事会(FRB)が、実際に利下げを行うと市場が期待する米連邦公開市場委員会(FOMC)は、7月30~31日に開かれる。米雇用統計の強さから7月初めは利下げ期待が剥落、円金利も短期債の方から上昇したが、その後、パウエルFRB議長が緩和を示唆したことで、利下げが再び確実視されている。

 その場合、日銀が追加緩和を実施するか否かは、為替の反応次第だろう。日銀の緩和はすでに限界に近く、急激かつ大幅な円高にならない限り、追加緩和策は講じられない可能性が高い。ただし、日銀が追随緩和をしない場合も、市場の緩和期待は剥落しそうにない。特に欧州中央銀行(ECB)が緩和姿勢を示せば、市場では「日銀だけ何もしないわけにはいかない」との見方が強まりやすい。

残り105文字(全文447文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事