中国株 景気テコ入れ策に期待=斎藤尚登
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8月1日、トランプ米大統領は追加関税の対象外だった中国からの輸入品3000億ドル分に対し10%の追加関税を9月1日より課すと発表(一部は12月15日まで適用延期)。8月5日に元レートは11年ぶりに1ドル=7元を突破し「輸出促進のため、中国政府は元安容認に転じた」との見方が広がった。一方、米財務省は同日、中国を為替操作国に認定した。
しかし、元安期待が続けば、中国からの資金流出が強まり、輸入物価上昇にも警戒が必要になってくる。輸出促進という利よりも害の方が大きくなると考えられ、今後は為替レートの「安定」が再び重視されることで、元安余地は限定的となろう。
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週刊エコノミスト
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