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合併で進む信金の「地銀」化 規模に見合うガバナンス強化を=大庫直樹
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信用金庫は、もともと信用組合と同根である。1900年に制定された産業組合法を根拠法に信用組合がスタートし、農村部の組合は農協となり、市街地信用組合が信用金庫になった。準市街地信用組合は、そのまま信用組合となり、職域(県警や市役所、大企業など)であったり、業域(医師など)であったりと、より個性を強めている。
ただし、コミュニティーのための金融組織であることには変わりがない。そのため、税制上の優遇もある。ところが、コミュニティーのためであるべき信用金庫が、次第に株式会社として営利組織の面を持つ「地方銀行」と同じような業容に、少なくとも外見上は近づきつつある。
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